気にせず書きまくるブログ

40代独身。人生に行き詰った男が、いろんなことを気にせずにとにかく思ったことを書きまくります。アクセスを集めるには?とか、読みやすいブログにするには?とかいろいろ考えながら書いてみた時期もありましたが、すぐに続かなくなりました。なのでそういうことを考えず、とりあえず書きたいことを書いてみるとどうなるかな・・・という実験です。

スピード重視と言われる現代にあえて読みたい、じっくり考えること、寝かせることの大切さ。外山 滋比古 「思考の整理学」

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

 思考は育つ。

この本を読んで以来、常々思っている。

現在の流行とは逆だけど。

 

 

現在は変化が速いと言われている。

 

試行回数が多いものが勝つ。

 

とにかくトライアンドエラー

 

PDCAですらぬるい。

 

そんな時代だけど、あえてこの本を進めたい。

 

一言でいうならば「寝かせることの大切さ」を書いた本だ。

 

まずはとにかく手を付ける。

 

わからなくてもいいので考えるだけ考える。

 

そして、寝かせる。

 

そのうち、脳の中で熟成が進み、ある日よい考えが浮かぶ。

 

そういうことを書いている本だ。

 

時間をかけることの大切さを教えてくれる本だ。

 

きちんと時間をかけることを。

 

無意識の仕組みを経験則でつかみ、上手く働く方法を教えてくれる。

 

この本を読んで一番のメリットは

 

答えがすぐにでなくても焦らなくなることだ。

 

「今は寝かせてる時間だから」

 

と待てるようになることだ。

 

もちろん、時間が足りないこともある。

 

その時は割り切って寝かせていないアイディアを出してしまえばいい。

 

それはしょうがない。

 

次は十分寝かせる時間を取れるようにもっていくしかない。

 

不完全なアイディアを出さざるを得ないときに

 

割り切って出せるのか、「どうしよう・・・」と思いながらだすのか

 

精神的な疲労がだいぶ変わってくるはずだ。

 

余裕を生んでくれる。

 

もちろん、この一冊で全てが解決するわけではない。

 

ただ、時間に追われる現代だからこそ、ぜひ読んでおいてほしい一冊だと思う。

 

スピードが重視される時代だけれど

 

いつか、一周まわって時間はかかってもじっくりやることが大事にされる時代がいつかくるはずだ。

 

 

 

同じ話を科学的に書いているのが「ブレイン・プログラミング」

「寝かせる」ということは「脳にプログラミングすること」であると書いている。

そのための方法も科学的な実験をもとに効率の良い方法が書かれている。

学問が好きな人、計画を立てるのが好きな人には向いてると思う。

自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング

自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング

 

 

 

逆に、感覚を重視したい人、計画を立てるのが苦手な人には「メモで未来を変える技術」をお勧めする。

この本はまさに、「思考の整理学」で書いている「寝かせる」方法を現実的に実現しやすい方法を教えてくれる本だ。

とにかくメモ帳に書いていくだけ。いつまでといった期限を決めたりもしない。

気づいたら叶っている。

まさに「ある日突然思いつく」のやり方である。

 

メモで未来を変える技術

メモで未来を変える技術

 

 

書くことが思いつかない日は「すべて上手くいっている」とだけ書けばよいとか、「毎日書かなくてよい」とか、続ける人が苦手な人への配慮もあって、著者のやさしさが伺える。

 

個人的にはこちらの本が好きだ。

ちょっとでも気になった方は一読してみて欲しい。